こんにちは!Engineering Officeのおかぱる(@okapall)です。この記事は技術広報 Advent Calendar 2024の8日目、そしてコドモン Advent Calendar 2024の24日目の記事です🎄
今回はコドモン開発チームでの、2024年の技術広報活動をふりかえっていこうと思います🚀
MISSIONと担う領域の整理
これまで技術広報は手探りで進めることが多く、まずは継続して情報をアウトプットすることを目指してやってきました。継続できる状態になってきた、かつ技術広報にモチベーションをもつメンバーが増えたこともあり、改めて整理しました。
MISSION
外部とのつながりを通じて、コドモン開発チームをエンパワーメントする
担う領域
採用マーケティング
コドモン開発チームの「ブランドイメージ」を浸透させることで、「採用ターゲット」とのつながりを作る
- 活動例
- 技術カンファレンスへのスポンサー
- 他社共催イベント
- 開発チームブログ
※「ブランドイメージ」や「採用ターゲット」も改めて言語化しましたが、今回の記事の趣旨とは少しずれるので、割愛します。気になる方は個別にお声がけください!
成長支援
メンバーが自律的に情報発信や外部イベントへの参加を行うことで、メンバーの成長・市場価値の向上を目指す
- 活動例
- 自社開催イベント
- 個人でのイベント登壇や参加のサポート
- アウトプットへの表彰
コミュニティへの貢献
技術コミュニティへ継続的な貢献を行うことで、社内外の開発者の学びの場を提供しつつ、1,2へ繋げる
- 活動例
- 技術コミュニティ運営支援
2024年の活動内容
前述した領域に沿って、2024年の活動内容のふりかえりをしていきます!
昨年との数字の比較
全体的に発信量が増えた一年でした👏👏👏
▼昨年と比較した行動量のまとめ
実施内容 | 2023年(実施/投稿数) | 2024年(実施/投稿数) ※一部は予定です! |
---|---|---|
(採用マーケ)カンファレンススポンサー | 1 | 5 |
(採用マーケ)他社共催イベント | 3 | 4 |
(採用マーケ)ブログ | 48 | 52 |
(成長支援)自社主催イベント | 1 | 1 |
(成長支援)個人登壇 | 1 | 15 |
技術コミュニティへの貢献については、今年は活動ができませんでした。来年以降、徐々に取り組みを行っていけたらと思っています。
カンファレンススポンサー
これまでコドモン開発チームでは、オフラインカンファレンスのスポンサーの経験がなかったのですが、初年度にして5つのスポンサーになることができました。
私は運営として、いくつかのイベントに関わり参加もしていたのですが、以下のようなことを感じています。
- そのイベントに興味があるメンバーが集まってわいわい準備をするのは、純粋に楽しい!
- スポンサーがきっかけでイベントに行くことで、メンバーのイベント参加や登壇に対する敷居が徐々に下がっているかも
- どのイベントでも「コドモン毎日使ってますよ〜!助かってます!」というコドモンユーザーの開発者が声をかけてくださり、交流できてモチベーションが上がる🔥
採用マーケティングの一環として始めたカンファレンススポンサーですが、社内メンバー間交流・メンバーの成長支援・ユーザーとの交流を経てモチベーションアップなどいろいろなプラスの効果があり、来年度も継続していきたいなと思っています。
他社共催イベント
他社共催は4つ実施しました。
Remote Engineering Meetup ~リモートでのチーム活動の工夫~
Vue Fes Japan 2024 After Night
ホリゾンタル×バーティカルSaaSのPdMが明かす 成長を続けるプロダクトのベストプラクティス
SREのリアル|組織フェーズに合わせたSREの役割とは
複数の会社さんとイベントの共催をさせていただきました。本当にありがとうございました。
実は2025年春頃、コドモンはオフィス移転を控えておりイベントスペースが広くなる予定...!イベント実施もしやすくなる予定なので、コドモン新オフィスでも活発にイベントを開催できたらと思っています🚀
開発チームブログ
ブログは昨年度と同様に月2本前後+アドベントカレンダーを実施できました。ちなみにコドモンではブログを持ち回りや担当制にはせず、基本的にはメンバーの自発的な執筆で継続できています!アドベントカレンダーも募集を初めて1週間以内には執筆者枠が埋まりました🎅
自社主催イベント
こちらは1つだけ実施しました。
コドモン開発チームでは、自社主催イベントを「成長支援」の領域においています(もちろん採用マーケティングの要素なども含んでいますが、アウトプット機会の創出に重きを置きたいためです)。コドモンのメンバーは登壇経験がないメンバーも多く、自社主催イベントをやることによって、登壇のハードルを下げていきたいなという思惑があります。
実は今回実施したイベントも、登壇した4名中3名が初登壇でした。自社のみ・オンライン・10分のLTということで、登壇実績を解除しやすい要素が揃っており、初登壇に踏み切ってくれたメンバーが多かったです👏
そしてこちらのイベント、きちんとインクリメントをしていく覚悟のうえ「CoDMON Tech Talk #1 」と名付けています。次回は2月頃を予定しています。どんなテーマになるかは社内で協議中です!お楽しみに。
個人登壇
2023年は1件、2024年は15件、、、なんと、、、15倍という脅威の飛躍を遂げました。本当にすごいです。
個人登壇が増えた背景を考えてみます。
- 2024年にジョインしたSREチームマネージャーの佐々木さん(@taishin)を始め、登壇経験のあるメンバーが周りを後押しした
- 個人登壇数、SREチームの佐々木さんと小西さんが堂々の第一位です🎖️
- 一部イベントではみんなでプロポーザルを書く時間を設けてみた
- その結果、見事にPHPカンファレンスで50分の登壇枠を江口さん(@egusumi1219)が勝ち取りました👏
- カンファレンススポンサーなどの発信を増やした結果、イベント参加や登壇に対するハードルが下がった
周りを後押しできるメンバーの存在、そしてスポンサーなどの発信を増やしたことが大きかったと感じます。来年以降の飛躍にも期待です!!!
ロードマップ作成
2024年までは「まずやってみる期間」だったのですが、2025年からは目指す方向性を定めて「活動の量と質の両面をしっかりと担保していきたい」と考え、目的を達成するためのロードマップを作成することにしました。
状況次第で今後も変化していくと思いますが、現時点でのロードマップです👇
具体的な数値目標などは、年度の初めに決めていく予定のため、ここではざっくりと「目指す状態」や「やっていくこと」を表現しました。
ロードマップ作成にあたり、以下の記事・資料を参考にさせていただきました。
技術広報によって表れた変化
技術広報の活動は効果がなかなか見えづらいですが、採用と成長支援に関する現時点での変化を紹介します。
「コドモンを知ったきっかけ」の変化
コドモンでは選考前アンケートにて「コドモンを知ったきっかけ」をヒアリングしています。「開発部の情報発信」と回答している人の割合を、去年と今年のある時期を比較したところ、約4%→ 約20% に上昇していました!
ちなみに現状は自己応募数が増えているわけではありません。ただスカウトの返信時や面談時などに、登壇や記事をはじめとした発信に言及いただけることは増えました!情報発信を強化したことで、採用アクションに対するリアクションは変化していると感じます。
エンゲージメントサーベイの数値の変化
コドモン開発チームでは、3ヶ月に1度エンゲージメントサーベイを実施し、組織の状況を可視化しています。5つの大項目とそれに紐づく22個の設問があり、その中に「能力開発」の項目があります。
この「能力開発」の項目が1年を通して上昇傾向にあり、技術広報の活動を通してメンバーのインプット・アウトプットの量が多くなったことも一因ではないかなと思っています。(いろいろな要素に影響を受けるので一概には言えないですが...)
さいごに
2025年も、今年以上に技術広報の活動を盛り上げていきます🐍 もし技術広報の活動を盛り上げることに興味がある方がいたら、ぜひお話ししましょう!