
こんにちは。コドモンのソフトウェアエンジニアの羽馬です。
2025年7月3日〜4日に開催された「開発生産性Conference2025」に、コドモンはゴールドスポンサーとして参加しました。
協賛背景は以下をご覧ください。
今回のカンファレンスは、生成AI時代における開発の生産性を高めるため、多くの企業が取り組みを共有する貴重な機会となりました。
イベント概要
- 日程:2025年7月3日(木)〜 4日(金)
- 主催:ファインディ株式会社
- 特別ゲスト:Kent Beck氏(『テスト駆動開発』著者)、Gene Kim氏など
dev-productivity-con.findy-code.io
印象に残ったセッション
「AIエージェントが変える開発組織のEnabling」
AIエージェント時代の開発組織の変わり方について、とても参考になる話を聞くことができました。特に印象的だったのは、認知負荷理論からAIコーディングの課題を整理して、「外から押し付けられる負担を減らす」という方向性を示していただいた点です。
コドモンでも生成AIを使い始めていますが、ただのコード生成ツールではなく、開発チームとAIの両方をサポートするという考え方は、これからの開発体制を考える上でとても勉強になりました。
「なぜ『無責任な横軸』がうまくいかないのか」
組織の横断的な取り組みの課題と改善方法について、実際の経験に基づいた話を聞くことができました。「こうあるべき」を押し付けるのではなく、"これまで"と"これから"を一緒に考えることが重要であるという話が印象的でした。コドモンでも横断的な取り組みを進める際に参考にしたいポイントでした。
特に「建設的な対立の場を整える」というアプローチは、チーム内で健全な議論ができるようになり、組織全体の生産性向上につながる重要な要素だと感じました。
「ペアプロ × 生成AI 現場での実践と課題について」
コドモンの岡村さん・松浦さんの発表では、ペアプログラミングに生成AIエージェント(Cline)を導入した実践について共有しました。「人間が主体」で「ペアプロの価値を最大化」しながらAIを活用するという方針で、現場での試行錯誤から得られた知見を紹介しました。
特にポイントなのは、AIをただの効率化ツールではなく、チームの成長と持続可能な開発を実現するパートナーとして考えていることです。会場からも多くの質問があり、同様の課題に取り組む企業の方々と議論を交わすことができました。



ブースも出展しました!
今回、コドモンもブースを出展し、多くの開発者の方々と交流する機会がありました。来場者との会話で印象的だったのは、技術を使って社会課題を解決したいという想いを持っている方が多かったことです。コドモンのミッションに共感していただける方が思っていた以上に多く、改めて身が引き締まる思いでした。
また、ブースでは「あなたのチームの開発生産性を支えているものを教えてください」というテーマのボードを展示し、来場者の方々に付箋(ふせん)で回答を書いていただきました。
Claude Code、ChatGPT、Copilot、Slackなどの開発ツールやコミュニケーションツール、チームやCTO・AIエージェントなど、様々な回答が集まり、現代的なソフトウェア開発で使われている多様なツールの広がりを感じることができました。

まとめ
開発生産性Conference2025は、技術的な知見だけでなく、組織運営の観点からも多くの学びがあるイベントでした。保育・教育現場を支えるコドモンのプロダクト開発においても、今回得た知見を活かして、より良いサービスを効率的に提供できるよう取り組んでいきます。
