コドモン Product Team Blog

株式会社コドモンの開発チームで運営しているブログです。エンジニアやPdMメンバーが、プロダクトや技術やチームについて発信します!

入社の経緯と過去への敬意。いつの間にかコドモンに入社していた私の「いつコド」ストーリー

 

この記事は2025年1月にジョインした松浦さんの入社エントリーです!
技術力でみんなから信頼を置かれる一方、カジュアル面談の冒頭から冗談を言うなど、お茶目な一面をのぞかせる松浦さん。
今回の入社エントリーは、なぜか子供向けの物語縛りというユニークな構成で、5000文字を超える大作となりました!ぜひご賞味ください!!
by Engineering Officeチーム おかぱる

 

こんにちは、2025年1月に入社したテックリードの松浦です。
ピカピカのコドモン一年生です。
いつの間にかコドモンに入社していました。いわゆる「いつコド」です。
私がコドモンに入社した経緯や、これからやっていきたいことを紹介し、コドモンの魅力を少しでもお伝えできればと思っています。
願わくば、最後までお読み頂き、まだ見ぬコドモン予備軍のみなさんに「私はコドモンっぽいかも」と感じていただくと共に、いずれ訪れるかもしれない「いつコド」のきっかけになると幸いです。

私のいつコド

私は生まれてからずっと北海道札幌市に住んでいます。コドモンの所属部署は東京オフィスにありますが、フルリモートで札幌にいながら仕事をしています。
コドモンに入社する前はシステムエンジニア・コンサルタントとして受託開発や求人関連のプロダクト開発などを経験してきました。
今までの仕事では北海道という私の住む地域に貢献できる機会が多くあり、周りの人々にも恵まれた環境でした。
退職することは考えていませんでしたし、ずっと働き続けようと思っていました。
ただ、娘の誕生と成長をきっかけに、保育や教育など、徐々に子どもたちに関わる事業への興味も生まれつつあったのも事実です。
今ではコドモンという場所で保育業界へ足を踏み出しましたが、当時は保育だけでなく、社会性のある事業であれば何でも良いという気持ちでした。
自分の気持ちを確かめる目的も含め、転職サイトへ登録し、情報を集めることにしました。

私がコドモンという会社を知ったのは、登録した転職サイトからのオファーがきっかけです。
当時はコドモンという名前も知りませんでしたし、サービスを利用したこともありませんでした。
その後のインタビュー(カジュアル面談や面接)でお会いしたコドモンのみなさんの人柄や社風に魅力を感じるうちに、「ひょっとして、私はコドモンっぽいのでは」と思いが強くなりました。
恵まれていた前職を去るのは難しい選択でしたが、新たな挑戦をしようという気持ちが上回り、気づけば「いつコド」していました。

実際のところ、子どもを持つ誰もが、子どもを取り巻く環境の改善を願う気持ちがあるのではないかと思います。
私もその一人です。このような、親として子どもを思う気持ちに、コドモンのカルチャーへの共感が重なり、入社に至りました。
ここからは、「いつコド」した私がどんなエンジニアであり、コドモンでどういうことをしたいのかについて紹介させていただきます。

エンジニアとしての私

私のエンジニアのスキルは、5段階評価の通知表で言うところの「オール4」だと思います。秀でた何かを持つスペシャリストではありません。
ただ、あまり苦手なこともなく、だいたいのことは出来ていたのではないかとも思います。(自分で言うのは気恥ずかしいのですが)
これは一人で開発するプロジェクトを何度か経験しており、フロントエンド、バックエンド、インフラなどの技術面や、要件定義、設計、テスト、運用などのフェーズもひと通り経験しているからかもしれません。
チームでの開発では、キャリアの中で、リーダーやマネージャーという役割を務めることも多々ありました。
リーダーという役割を務める以前の私は、「自分の作ったものでユーザーの喜びにつながるのがやりがい」と感じていましたが、徐々にそれをチームで成し遂げることに楽しみを見い出すようになりました。
いつからか、作るべきものは「システムやプロダクトそのもの」ではなく、「システムやプロダクトを作るチーム」という考え方に変わってきました。
「オール4のスキル + リーダーとしての経験」がエンジニアとしての私を表すワードというかんじがします。
内心、「オール4」というのは私の中で小さなコンプレックスでした。
フロントエンド・バックエンドなど、何かのスペシャリストに憧れる気持ちもあったのですが、全部できるようになりたいと行動してきた結果、オール4になってしまいました。
ただ、短所も裏返せば長所です。コドモンは「スペシャリスト型エンジニア」だけでなく、私のような「バランス型エンジニア」も多く在籍しています。
むしろ、開発スタイルとして、フロントエンドやバックエンドの垣根なくプロダクト開発に携わるため、意外とバランス型はフィットしていると感じています。

雪の降る地で南国の花を育てる私

エンジニア以外の一面についてもちょっとだけ紹介させてください。
私は一年の約半分を雪と共に過ごす札幌で、南国の花「プルメリア」を育てています。
プルメリアは、南国に生息する花で、かわいらしい見た目と香りの良さが魅力です。
以前、ハワイへ旅行に行った際に好きになり、私の中で思い入れのある花です。
当時の写真を見返す中で、ふと「育ててみたい」という気持ちが芽生え、フリマサイトで苗木を購入し、育ててみることにしました。
苗木は2023年春の購入時、25cmくらいのものでした。
植物の栽培は、小学生の頃に経験したアサガオ以来だったため、いろいろと情報を集め、水のやり方や肥料などを学び、自分なりに丁寧に育てていました。
苗木はすくすく成長して、ついには50cmくらいまで育ち、大きな葉っぱもつきました。ですが、この年に開花することはありませんでした。
娘はそのプルメリアに「葉っぱちゃん」という名前をつけていました。
「だって咲かなかったもん」
4歳児のアイロニーセンス、なかなかです。

翌年の2024年には鉢のサイズ、土の配合、肥料などを変えました。
毎朝、娘とともに「咲きますように」という魔法の言葉を唱え、水やりも欠かさず行いました。
湿度や風の強さなどにも気を使い、なるべくプルメリアにとって良い環境になるようにしていました。
このような努力が結実し、7月につぼみが付き、8月に待望の花が咲きました。
これは本当に嬉しい出来事で、家族で写真を撮りました。思い出の一枚です。
プルメリアの名前も無事「お花ちゃん」に進化しました。
しかし、油断はしていられません。どうやらプルメリアは毎年咲くわけではないようです。
昨年咲いたからと言って、今年咲くとは限らない、気まぐれな花らしいのです。
また丁寧に育て、今年も夏に再度花を咲かせたいと思います。

ゴキゲンなご様子のお花ちゃん

花咲かじいさんと子育ておじさん

もう少しだけお花の話題が続きます。
童話「花咲かじいさん」で、おじいさんは「すぐに花を咲かす」という優れた能力(と言うか、灰)を持っています。
私が花咲かじいさんだったら、すぐにプルメリアの花を咲かせることが出来たのですが、残念ながらそうではありません。
また、この能力(繰り返しますが、灰です)を持っていたとしたら、ここまでプルメリアの栽培を楽しめていないだろうと思います。
すぐに結果が出ないからこそ楽しいですし、達成感があります。
子育てについても、花の栽培と似ている部分があるのではないでしょうか。

私は花咲かじいさんではありませんが、「子育ておじさん」ではあります。
親になって実感するのですが、私が子どもの成長に直接寄与できることは「子どもにとって良い環境を整える」ことくらいなのではないかと思います。
環境を整え、自分の力で育ってくれるのを待つ、または信じるかんじでしょうか。
「子育て」というよりも、「環境育て」のほうが私の中ではしっくりきます。
日々の暮らしの中で、親としては大変なことも多くもありますが、娘は今のところすくすく育ってくれており、ありがたい限りです。
親になる前は考えたこともありませんでしたが、子どもの成長に協力できることは、人生における嬉しいことの一つだと感じます。

私は幸運なことに、親として自分の子どもの環境に貢献できるだけでなく、コドモンのエンジニアとして、たくさんの子ども達の環境を改善できる機会に恵まれています。
それは多くの保護者・保育施設にご利用いただいているコドモンというプロダクトの開発によってです。
「子どもを取り巻く環境をテクノロジーでよりよいものに」がコドモンのミッションです。
コドモンの社員は真摯にミッションを達成すべく、日々取り組んでいます。
私は入社して3ヶ月目になりましたが、この組織の一員になれたことを嬉しく思っています。

「うさぎとかめ」のプロダクト開発

ここからは私がコドモンでやりたいことについてです。
私はプロダクトの開発は短距離走よりも長距離走に近いと考えています。
「うさぎとかめ」で最終的にかめが勝つようなイメージです。(ネタバレすみません)
もちろん、ビジネスの状況によっては短距離走が必要な場面もありますが、短距離走のペースでマラソンを走るのは困難です。
コドモンの行動指針には「持続可能性を高めよう」という指針があり、私はここに強く共感しています。
前述の通り、私はプロダクトそのものだけでなく、それを作るチームを作ることも好きです。
「良いチームのみが良いプロダクトを作れる」と断定するつもりはありませんが、その可能性が高まるのは間違いないと思います。
私はコドモンで、以下のような循環を目指していきたいと考えています。

・良いチームを作ること
・そのチームが良いプロダクトを作ること
・結果として、子どもたちの環境が良くなること

昔話テイストで書くと、

むかしむかし、あるところに良いチームがありました。
良いチームは良いプロダクトを作り、子どもを取り巻く環境に良い環境ができましたとさ。めでたしめでたし。

というかんじです。
こういう物語を作り上げていきたいです。

勇気1.01倍アンパンマン

最後に、私の思う「良いチーム」についてです。
定義はいろいろあると思いますが、私はいくつものチームを経験し、共通していたのは
「チーム内でちょっとずつの勇気を互いに与えられること」だと感じています。
エンジニアのスキルのベースはいわゆる「技術」であり、この技術面を磨くことはもちろん大切です。
ですが、これ以外に「ちょっとずつ勇気を出し合う」ことが、チームの成長につながると感じています。
コドモンは機能が多くあり、常に機能改修が続いています。何かのミスがあると、保護者・保育施設の方々にご迷惑をお掛けしてしまいます。
ただ、失敗を恐れて何もしないのは、チームの成長にも繋がりませんし、子どもたちのためになりません。
開発におけるテストや実装、レビュー、リリース。これらのフェーズで、「ちょっとずつの勇気」を持ち、失敗を恐れずに取り組む姿勢こそが、良いチームだと思います。
日々、圧倒的な成長をし続けられれば理想ですが、それは難しいですし、息切れしてしまいそうです。
日々の成長は毎日たった1%でも充分です。
「勇気100倍アンパンマン」
子どもたちのアイドル、アンパンマンの勇気は100倍です。
もしチームが毎日1%の成長を続けられると、約463日で100倍になり、464日目にはアンパンマンの勇気を超えることができます。
コドモンの開発チームのみなさんは前向きで努力を積み重ねる人が多く、一緒にアンパンマンを目指すことが出来そうです。

おわりに

ついつい調子に乗って長々と書いてしまいました。
多くの無駄話も含まれてしまっているのは反省点なのですが、仕事への考え方などについては、真剣にそう思っています。
このあたりは、選考プロセスでのインタビューでお会いしたコドモンのみなさんと共感することが多かったですし、それは入社した後も変わっていません。
ここまでの文章で、ちょっとでも共感ポイントがあれば、コドモンっぽさをお持ちなのだと思います。
すぐに「いつコド」を!と言うつもりはありません。ぜひお時間のあるときにカルチャーデッキをご覧ください。
私の拙い文章とは比べようもないくらい、もっと心に響くことが書いてあると思います。
もし心に響いてしまったら、ぜひ「いつコドを見ました」の合言葉と共に、コドモンの採用担当までお声がけください。