コドモン Product Team Blog

株式会社コドモンの開発チームで運営しているブログです。エンジニアやPdMメンバーが、プロダクトや技術やチームについて発信します!

【社員紹介】ユーザー体験の向上へ情熱を持ち、フロントエンドを強みとして活躍するエンジニアを紹介します!

こんにちは!Engineering Officeのおかぱるです。 今回はユーザー体験の向上へ情熱を持ちながら、フロントエンドやUI/UXの課題に向き合っている重田さんを紹介していきます!

重田さん

コドモンにジョインするまで

これまでの経歴

――簡単に自己紹介お願いします!

重田です。熊本出身です。5歳と3歳の子どもがいて、子どもと一緒にカルタで遊ぶことにはまっています。

躍動感あふれるカルタの現場

――これまでの経歴を簡単に教えてください。

これまではメガベンチャーやスタートアップ系の企業をいくつか経験してきました。

職種としては新卒でエンジニアになり、これまでエンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャーなど、エンジニアリングの枠を超えて色々なことをやってきました。

いろいろな職種を経験してきた背景としてもちろん技術も好きですが、どうやったらユーザーにとって使いやすく、価値のあるものにできるかを考えることも好きでした。その中でデザインを考えたり、新規事業の方向性を考えたり、仮説検証を行ったりしていて、徐々にエンジニアリング以外の領域にも手を出すようになっていきました!

――ちなみに子育て関連のサービスを友人と開発した経験があったとか...?

はい、そうですね。東京都が主催しているハッカソンがあったのですが、保活と引越しが同時期に重なって大変だった経験があり、その課題感をもとに "入りやすい保育園マップ" を開発していました。ハッカソンが終わったあとも継続して改善を行っていました。

自分の体験から、子育てや保育周りに課題感は持っていましたね。ちなみにコドモンに入社した後、引っ越しに伴う保活の経験を対談形式でお話しする機会があり、記事にもなりました。

www.codmon.co.jp

コドモンにジョインした理由

――コドモンにジョインした理由を教えて下さい!

コドモンの話を聞いたきっかけは、PdMの彦坂さんにX経由で声をかけてもらったことでした。会社自体はなんとなく知っていて、自分も課題感を持っている事業領域だったので、とりあえず話を聞いてみよう〜と思いました。

話を聞いた当時、実はコドモンで出来ることと、自分のやりたいことがマッチしないかも、と思っていました。子育てをする中で行政との接点が自然と増えたのですが、手続きの方法がアナログだったり、デジタル化されていてもUIがわかりづらかったりと煩わしさを感じることが多かったんです。そのため、より行政に近い仕事をしたいと思っていました。

ただ、仕事を継続しながら考えたり、コドモンからも定期的に話を聞く中で、以下の理由からやっぱり挑戦してみたいなと思えたため、ジョインを決めました。

  • 行政との取り組みもコドモンの中でチャレンジできそう
  • これまでのデザインやPdMとしての経験も活かせそう
  • 人生が終わる時に誇れる仕事がしたいという思いも叶えられそう(自分が課題感を持っている領域で、かつ、すでにたくさんの利用者に使ってもらっているサービスに携われるため)

通常のtoC向けサービスは利用者がどのサービスを使うか自由に選択できますが、子どもが通う保育園にコドモンが導入されれば、保護者はコドモンを使わないと保育園との連絡が取れなくなります。つまり、行政サービスと同じで、ユーザーが他のものを選んだり使わないという選択肢がなく、使わざるを得ないサービスなんです。だからこそ、個人的にそういった性質のサービスが使いづらい・わかりづらいのは許せないという思いがあります。

コドモンの環境なら、より使いやすく・わかりやすく改善していけそうだし、多くのユーザーがいて改善の意義が大きいと思えたのがジョインの決め手になりました。 初めて声をかけてもらってから、ジョインするまでに1年半くらいかかりました...お待たせしました。

――重田さんのジョインを、みんな首を長くして待ってました🦒

コドモンでの仕事内容

――ジョインしてからの仕事内容を教えてください。

コドモンにジョインしてから3つくらいの仕事に関わってきました。

モバイル基盤の載せ替え

コドモンのメインサービスでは施設向けにはWEBアプリケーションを提供していますが、保護者向けにはモバイルアプリを提供しています。

保護者向けモバイルアプリ

モバイル基盤の課題として、現在使っているフレームワークでプラグインがメンテナンスされなかったり、ビルドが遅かったりと、開発のスピードが上がらないことがありました。この課題感を解消するために、別のフレームワークへの載せ替えを検討しました。

載せ替え先として、まずFlutterを検討しました。ただ、コドモンの場合iOS/AndroidだけでなくWeb版も提供しているのですが、FlutterではWeb版を求める品質で提供することが難しいとわかり、断念しました。

次に検討したのがCapacitorです。最終的には以下のような理由で、Capacitorへの移行が決定しました。

  • コドモンの既存のコードベースを使うことができるので、小さいコストで移行ができる
  • プラグインも比較的メンテされている
  • ビルドが早くなる
  • ストア申請ではなく、コードプッシュでリリースができ、リリース頻度を上げることができる

コードプッシュはまだ未対応ですが、最近無事にCapacitorへの移行が完了しました!

子育て情報配信プロジェクト

コドモンでは行政との取り組みを強化しています。私が関わったのは、東京都との実証実験として、子育て関連の支援制度の情報を保護者向けに配信するというプロジェクトでした。

PdM1名、デザイナー1名、エンジニア3名、ビジネスメンバー1名でチームを作り、外部の担当者とどうしたら必要な情報が利用者に届くかなどを話し合いながら開発を進めました。

結果として、コドモンを通して保護者へ子育て支援情報を配信することができ、利用者からもスマホで手軽に情報を受け取りその場で確認ができるのがありがたかったなどの声もいただくことができました。(2024年6月で実証実験は終了)

もともと行政に関わる仕事に興味があったので、このプロジェクトに関われたのはとても嬉しかったです。

プロジェクトの成果や結果

参考資料:こどもDXプロジェクトの取組状況と成果

コドモンの保護者向けアプリを通じて、子育て支援に関する情報を配信

参考資料:プッシュ型子育てサービス 先行プロジェクト官民連携の展望について

イネイブリングと横断UX

現在は、イネイブリングチームと横断UXチームに所属しています。

イネイブリングチームでは、困っているチーム・人がいれば支援しに行き、あいているときは全体の生産性が向上するような取り組み(主にフロントの基盤寄り)を実施しています。

横断UXチームは最近できたチームです。僕の入社直後から、プロダクトを横断したUIやUXの課題を週1で話したり、少しづつデザインシステムの取り組みを進めていました。それが発展する形でチーム化して、より取り組みを強化しています。

チームのミッションは「プロダクトを俯瞰してあるべき姿を定義し、コドモンに関わるすべての人々の体験をより良くする」です。現在はデザイナー4名、エンジニア1名(自分)というチーム体制です。ゆくゆくはQA、PdM、CS(カスタマーサクセス)などのメンバーも巻き込みたいですね!

直近ではデザインシステムの構築や品質基準の検討、負荷対策(技術視点だけでなくUIや仕様としてどうあるべきかを考える)に取り組んでいます。また今後は利用者の満足度向上にも力をいれたいです。例えばコドモン保護者向けモバイルアプリのレビューは ⭐︎ 4.5を目指したいです... !

横断UXチームの紹介

プロダクトデザインチーム紹介資料より抜粋)

――幅広い業務に関わっていますね!ちなみにコドモンで働く面白さは、重田さんはどのあたりに感じますか...?

事業的に面白いなと思っています。コドモンのメインプロダクトはこども施設向けのtoBですが、それ以外にtoCのサービスもいくつかあります。性質の違うものをどちらも経験できるのはいいですね。 また、コドモンのモバイルアプリはクロスプラットフォームで作られているのですが、どういったデザインが最適かを考えるのも面白く、やりがいの一つですね。

また、もともとやりたかった行政に関わる仕事ができるのも嬉しいポイントです!

さいごに

――最後に、これからの意気込みを教えてください!

これまでも話していましたが、コドモンのプロダクトを使いやすく、そしてユーザーにとってわかりやすくしていきたいです。そのために必要なことは「なんでもやっていこう」と思っています。直近だとデザインシステムは自分の強み(デザインとエンジニアリング両方の経験がある)が活きるかなと思っているので、周りを巻き込みつつ推進していきたいです。

自分と一緒にデザインシステムの推進やUI/UXの改善などに取り組んでくれるエンジニアにもお会いしたいです。カジュアル面談も受け付けていますので、情報交換できる方がいたらぜひお声がけください!

pitta.me

――重田さん、ありがとうございました!