こんにちは! 保護者機能チームの所属の千田です。
私たち開発チームでは、アジャイル開発の考え方を取り入れています。今回はアジャイル開発における「ふりかえり」について、どのように取り組んでいるかご紹介します。
自分たちのチームでもふりかえりを実施してみたい方や、コドモン開発チームの雰囲気を知りたい方などのお役に立てると幸いです。
コドモン開発チームのふりかえり
コドモンではプロジェクトや機能単位のチームに分かれ、それぞれがアジャイル開発を行っています。
多くのチームでは開発の単位を1週間としており、この短い開発サイクルをイテレーションと呼んでいます。アジャイル開発の中でも特に重要なふりかえりは、ひとつのイテレーションの中で実施します。
ふりかえりではイテレーションの中で起きたことを出し合い、次のイテレーションで改善していきたいアクションを決めます。目的は普段の業務におけるプロセスを改善し、チームが成長し続けるためです。
現状はリモートワークのメンバーが多いため、オンラインで開催することが多いです。ツールはGoogle MeetやGatherなどで画面を共有して、ホワイトボードの代わりにMiroを使ってふりかえりを行います。
参加者はエンジニアだけでなく、QA、PdM、デザイナーといった様々な役割を持つメンバーがいます。
ふりかえりの実施内容
こちらの画像は、チームでふりかえりをしたときのMiroのボードです。
進行は以下の流れになります。
- 5分 アイスブレイク
- 5分 前回のアクションふりかえり
- 15分 前のイテレーションで何をやったかの思い出し
- 15分 思い出しの内容を深堀り
- 10分 次のイテレーションのアクション出し
- 10分 次のイテレーションのアクション決め
全体で60分くらいです。最初のアイスブレイクでは、参加者全員が発言して場を作ってから本題に入ります。
「前のイテレーションで何をやったかの思い出し」では、赤や青の付箋に前のイテレーションで起きたことを書き出します。内容が似ている付箋はグルーピングしてから、どの付箋について深く話したいかを決めていきます。
深堀りしたい付箋が決まったらMiroのボードの右側に移動して話を深堀りしつつ、次のイテレーションに向けてのアクションを決めます。
ふりかえりの特徴
他のチームからファシリテーターを依頼する
ファシリテーターは、他のチームから呼んでいます。同じチームのメンバーがファシリテーションを兼務しつつ、意見を言うと議論が迷走する可能性が高くなります。
そのため、他のチームにファシリテーターを依頼することで、チームのメンバーが議論に集中できるようにしています。
ファシリテーターとして呼ばれる側は、他チームとの横のつながりができたり、場を把握しコントロールする力を身に着けられたりなどのメリットがあります。
遊び心を忘れない
ふりかえりのアイスブレイクでよくある手法として、Good & NewやDPA、ハピネスレーダーなどがありますが、そのような一般的なアイスブレイクだけでなく、おもしろそうと思ったものを積極的に取り入れています。
次の画像は実際に行われたアイスブレイクの一部です。
前の人より大きいものしりとり
画伯対戦!お題「ドラえもん」
家にあるもので一番強そうなものを紹介してください
その他にも「おすすめの飲食店を紹介!」や「今の仕事じゃなかったら何をする?」のように、みんなで話せて盛り上がりそうなアイスブレイクを行っています。
最後に
ふりかえりを実施してみるとチームで取り組むべき課題が可視化され、次のイテレーションで目指すべき方向性が明確になります。
例えばプロジェクトの進行に少し遅れが出ていても致命的なミスがなければ、プロジェクトはそのまま進んでしまうことが多いです。
一度立ち止まってよかったことや悪かったことを発散し、よかったことは継続できるように仕組み化を考えたり、悪かったことはその原因やあるべき姿をメンバー全員で考えて次に向けてのアクションを出します。そうすることで、次のイテレーションで何をすべきかが明確になります。
ふりかえりを行った結果、チームの業務フローが改善されたり、個人が抱えている困りごとに気づけたり、メンバーが普段どのようなことを気にしているのかを知ることができたりなど、とても有意義な時間になっているので今後も継続していきたいです。
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