こんにちは、プロダクト開発部の加藤です。
ランニングを続けているおかげでフィットネス年齢が33.5歳になりました!
はじめに
さて、私は個人的に日報を書いています。
日報の中には、今日やったことを通じて成功/失敗したことの深堀りや、チームメンバーへの感謝を綴ることが多いです。
ただ、日報を書くことが面倒に感じていたこともあり、AI を活用してもっと楽に作成できないか。あわよくば、日報をレビューしてもらい内省を深めることができないかと考えました。
そこで、出たアイデアが "音声入力日報システム" でした。自分で話した内容が自動で日報になり、AI がフィードバックをくれるシステムです。

当記事では、"音声入力日報システム" を作ってみて分かった「書く」ことの意味について記載していきます。
数時間でできた音声入力日報システム
Claude Code を使って数時間で作成できました。
構成は下記の通りです。
- GUIフレームワーク: Tauri
- Backend: Rust、Whisper
- Frontend: Svelte、TypeScript、Vite
| 録音画面 | レビュー画面 |
|---|---|
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個人的な MVP (Minimum Viable Product) を手に入れることはとても簡単になりました。しかし、使ってみて気づいたことがありました。
話す方が楽だと思っていた
いざ「録音開始」ボタンを押して、今日あったことを話しながら振り返ってみると、すごく難しかったんです。
今日あったことをどこまで話せばよいか、思い出しながら、脈絡もなくフワフワした言葉を録音していく。思考がまとまらず、一人なのにテンパることってあるんですね...!
さらに、文字起こしされ、まとめられた日報に誤りがないか精査し、誤字を直したりしていると、面倒で仕方がありませんでした。。。
「書く」と「話す」のあいだ
日報を作成するのが楽になると思っていたのに、いったい何が起きていたのか。もしや、「書く」と「話す」はかなり違う認知活動なのでは?と思いました。
今までの日報を書いていたときを振り返ってみると、文章を書いた後に読み直すことができ、書き直したり、事実・原因・次回の取り組みなど構造化して整理できていました。
しかし、話すことはこれらとまったく逆で、言葉は後に残らず、話した内容を記憶しながら構造化して話すことは負担が大きかったです。
ざっくりと以下の表にまとめられます。
| 書く | 話す |
|---|---|
| 編集できる | 消えていく |
| 構造化しやすい | リアルタイム生成 |
| 外部メモリ化される | ワーキングメモリ依存 |
結局「書く」日報に戻った(AIレビュー付きで)
「書く」ことのメリットを理解したことで、再び日報を手書きすることにしました。 しかし、当初やりたかったAIレビューについては、レビュー用の Claude Code Skills を用意して改善点・深堀りの質問・ネクストアクションの提案をさせるようにしました。

まだ AI レビューを導入して一ヶ月ほどですが、特に "深堀りの質問" に自問することで、下記のような新しい視点で対象を捉え直すことができています。
- 背景・前提の言語化: なぜそう判断したか、迷いの原因は何か
- 目的・本質への立ち戻り: そのタスク/概念を一文で再定義するとどうなるか
- 判断基準の抽出: 次に同じ状況が来たとき、自分で判断するための基準は何か
- 再現性・成功要因の分析: うまくいった要因は何で、次にどう活かせるか
- リスク・失敗シナリオ: 起こりうる失敗は何か、切り戻しや備えは十分か
- 測定可能性: 目的が満たされているかをどう測るか
- 学びの転用先: 得た気づき/問いかけを、別の場面でいつ・どこで使えるか
- 時間軸・優先度の見直し: 期限や制約を踏まえて、何を前倒し/後ろ倒しすべきか
無理して毎日書く必要もありませんが、「書く」ことによって得られる気づきをコツコツと貯めていきたいと思います。
さいごに
最後まで読んでくださってありがとうございました!
日報って何だか面倒な印象がありますよね。それゆえ、ちょっと調べると、日報を簡単に作成する手法がいくつか見つかります。
でも、タスク羅列だけの日報は読み手にも自分にも残るものが少ないのかなと思い、これはもったいない。
内省を深めて自己成長につなげたり、周囲への感謝を伝えることに日報の価値があると私は考えています。
みなさんも AI レビュー付き日報、試してみると新しい発見があるかもしれません!
この記事は「コドモン春のブログリレー」の記事になります。本シリーズはみなさん独自の観点のブログが多く楽しめる内容になってますので、お時間ありましたら是非ご覧ください!

