コドモン Product Team Blog

株式会社コドモンの開発チームで運営しているブログです。エンジニアやPdMメンバーが、プロダクトや技術やチームについて発信します!

社内フロントエンド勉強会をはじめました

コドモンでエンジニアをしている羽馬です。

今回は、有志で立ち上げた社内フロントエンド勉強会についてご紹介します。

勉強会を始めた背景

社内でフロントエンド領域に強みを持つ人も限られており、チーム内で知見を共有する機会を増やしたいと考えていました。また、一人で学習するよりも、チームで一緒に学ぶことでより効果的に知見を共有できると考え、学んでみたい方を有志で募り勉強会を始めることにしました。

きっかけとなった外部の取り組み

この勉強会の立ち上げにあたっては、ストックマークさんが開催されていたchibivue勉強会に参加したことが大きなきっかけとなりました。社外の方も参加できるオープンな勉強会で、Vue.jsの内部実装を学ぶという深い内容にも関わらず、参加者同士で楽しく学べる雰囲気がとても印象的でした。

ストックマークさんの技術ブログでも紹介されているように、社内外の垣根を越えた学習の場を作ることで、より多様な視点や知見が得られることを実感しました。この経験を参考にさせていただき、まずは社内で同じような学習の場を作ろうと考えました。

stockmark-tech.hatenablog.com

勉強会の内容と進め方

開催スタイル

月に1回程度のペースで開催しており、参加メンバーがそれぞれ興味のあるトピックを持ち寄って発表する形式で進めています。各自が学びたい技術や業務で気になっている技術について調査し、他のメンバーと共有することで、1回の勉強会で3〜4つの異なる技術トピックについて学べる環境を実現しています。

実際の勉強会事例

Vue.js 3.6.0-alpha.1 Vapor Mode 勉強会

最新のVue.js 3.6.0で導入されたVapor Modeについて概要を学びました。公式リリースノートによると、この新機能は「バンドルサイズの削減とパフォーマンスの向上を目的とした新しいコンパイルモード」で、SolidやSvelte 5と同等のパフォーマンスを実現しています。

github.com

今後の学習予定

今後は、ただフレームワークを使うだけではなく、内部実装を体系的に学べるようモブプログラミングの実施も検討しています。Vue.jsのようなフレームワークがどのように動作しているのか、仮想DOMの仕組みやリアクティビティシステムの実装など、普段ブラックボックスとして扱っている部分を深く理解することを目指しています。これにより、パフォーマンスを意識した実装やフレームワークの特性を活かしたアーキテクチャ設計ができるようになると考えています。

モブプログラミングでは、参加メンバー全員で1つの画面を見ながらコードを読み解き、ディスカッションしながら理解を深めていく予定です。これにより、個人では見落としがちな観点や、異なる解釈について議論することで、より深い学びが得られると期待しています。

学習教材としては、ubugeeeiさんが作成しているThe chibivue bookを活用する予定です。この教材では、Vue.jsの簡易版を実装しながら、フレームワークの仕組みを学ぶことができます。また、Vapor Modeについてより深く理解するために、Reading vuejs/core-vaporも参考資料として活用していきます。これらの教材を通じて、単なる使い方だけでなく「なぜそうなっているのか」という本質的な理解を目指します。

勉強会で大切にしていること

心理的安全性の確保

勉強会では「知らないことを恥ずかしがらない」という文化を大切にしています。基礎的な質問でも、すでに知っている技術についての素朴な疑問でも、遠慮なく発言できる雰囲気作りを心がけています。

完璧主義からの脱却

発表内容に完璧さは求めません。調べてみたけれどよくわからなかった部分や、試してみたけれど失敗した経験も積極的に共有します。「調べたけれど理解できませんでした」「実装してみたけれどうまく動きませんでした」という報告も、他の参加者にとって貴重な情報です。

興味ベースでのトピック選択

勉強会のトピックは、業務で必要な技術に限定せず、各メンバーが純粋に興味を持った技術を自由に選んでいます。「仕事では使わないけれど面白そう」という理由で選んだトピックが、思わぬところで業務に活かされることもあります。興味を起点とした学習は、継続しやすく、より深い理解につながると考えています。

双方向のコミュニケーション

一方的な発表ではなく、発表中でも気軽に質問や意見交換ができる環境を作っています。「それってどういう意味ですか」「似たような経験があります」といった発言を歓迎し、発表者と参加者が一緒に学びを深めていく形を目指しています。

おわりに

私たちの勉強会は、完璧を目指すのではなく「まずは知らないことを知ることから」というスタンスを大切にしています。無理のないペースで、メンバーが本当に興味を持った技術を中心に学び、基礎的な内容でも気軽に共有できる雰囲気を維持していきたいと考えています。

この取り組みを通じて、チーム全体のスキル向上はもちろん、将来的には社外との交流やコミュニティへの貢献にもつなげていければと考えています。