こんにちは!プロダクト開発部エンジニアリングマネージャーの木村です。
私たちプロダクト開発部では、「Codmon Tech Meet」という勉強会を定期的に開催しています。ここでは、社外の様々な領域のプロフェッショナルな方々をお招きして、より良いプロダクト開発部を目指すための学びの場として活用しています。
今回は、コドモンでアジャイルについてのアドバイザリーをしていただいており、アジャイルリーダーシップの翻訳メンバーでもある野口光太郎さんをお招きしてアジャイル勉強会を開催しました🎉
開催経緯
コドモンプロダクト開発部ではエクストリームプログラミング(XP)に則り、アジャイルな開発チームを目指して日々の業務に取り組んでいます。
- テスト駆動開発
- 継続的インテグレーション
- リファクタリング
- ペアプログラミング
などの技術的なプラクティスを日々実践し、アジリティの高い開発チームを目指して活動しています。
プロダクト開発部の組織が拡大し、新規参画したメンバーがコドモンでの開発手法に順応していく一方で、「なぜアジャイルなのか」「どうなっていたらアジャイルと言えるのか」という根源的な部分を再確認する機会をあまり持つことができていませんでした。 「そもそもなぜアジャイルなのか」という出発点に立ち戻り、改めてアジャイルに関する解像度を上げ、日々の業務に活かすための勉強会を開催しました。
それでは早速レポートしていきます!!
午前の部
午前の部はオンライン形式で、50名以上が参加しての賑やかな会となりました!オンライン形式のため、地方在住のメンバーも参加しています!
オンライン開催とはいえ、ワークショップを多く取り入れており、メンバー参加型のワイワイ形式での楽しい会となりました! Miroに参加者が付箋をどんどん貼っていくことで、様々な意見を吸い上げながらインタラクティブな講義を実施していただきました!
また、Google Meet のブレイクアウト セッション機能を使って、3-4名のオンライン上の小部屋に分かれ、講義を聞くだけでなくMiroに付箋を出したり、図を書いたり、また頭を使ったり、議論したりするなど、オンライン開催とは思えないほどの密度の濃いワークショップを実施しました!
エンジニアだけでなくプロダクトマネージャーやデザイナーの方々にも広く共感していただける講義内容となっており、コドモンのプロダクト開発に関わる全ての人にとって多くの学びがある会となりました。
午前の部は2時間ほどでしたが、講義終了後も多くの質問や疑問がSlack上で野口さんに対して寄せられており、一つ一つ丁寧に答えていただき、プロダクト開発部にとって、とても実りのある会となりました。
メンバーの感想
講義後のアンケートでは、参加メンバーから多くの反響がありました!
アジャイルのビジネス、チーム、テクニカルの各プラクティスの有用性と補完性が腑(ふ)に落ちました。
X理論、Y理論の話は初めて聞く話で、驚いた。イメージ的に弊社はY理論の人が多いとは思っているが、これは生来のものではなく、環境によって変化され、組織文化として醸成していく必要があると理解した。
Slackコメントを拾って短時間でワークの内容を変える野口さんの姿に、まさに目的に向かって柔軟に変化するとはこういうことだな、と思わされました
PDの立ち回りをどうするかを知りたくて今回お話を聞いていたのですが、役割は溶けるという話しをされていて、今まで職種に囚われていたなと感じました。お互いの得意や期待のすり合わせはどこかでやりたいなと思いました!
PdMとしてのXPにおける役割が明確になった
大変学びのある講演でした!ありがとうございました。グループディスカッションなどワークショップを挟んでいただいたおかげで集中力を高く保つことができました。
午後の部
午後の部はオフィスで実際にホワイトボードと付箋を使って対面でのグループワークを実施しました! 開発チームで抱えている具体的な課題や、よりアジャイルな組織にしていくためにはどうすればいいのかというテーマについて、ここでもエンジニアだけでなくプロダクトマネージャー、デザイナーも含めてそれぞれの視点での課題やアイディアを出し合い、未来に向けた施策や各チームに持ち帰って実践したいことなどを整理することができました。
野口さんから、差し入れのお菓子とコーヒーもあり!!!
リラックスした雰囲気で、より良い組織に向けた建設的なディスカッションを重ねることができました!
最後に
コドモンで実践しているXPはエクストリーム"プログラミング"という言葉から、実際にコードを書くエンジニアだけにフォーカスした手法のように捉えられてしまいがちですが、アジャイルソフトウェア開発の3つの領域
- 技術
- チーム
- ビジネス
の包括的な関わりについて、明瞭かつ論理的に野口さんから言語化していただき、プロダクトマネージャーやデザイナーなど、エンジニア以外の職種の方々にとっても多くの学びがある場となりました。
丸一日かけた勉強会は、野口さんにとっては本当にハードだったと思います。野口さんの発言しやすい雰囲気作りや、スムーズなファシリテーションなど、アジャイル以外にも多くの学びのある1日でした。 私を含め参加したメンバーは、今回の学びを各チームへ持ち帰って、様々な試行錯誤をするきっかけを与えていただきました。自分たちで試行錯誤しながら、より良いプロダクト開発組織を作っていくための、大きなきっかけとなった1日でした!
本当にありがとうございました!