こちらはコドモンAdvent Calendar 2023の19日目の記事です🎅
こんにちは!コドモンプロダクト開発部のまさてぃです。 チームで開発手法や言語を学ぶ際に輪読会をすることは多くあると思いますが、今回は輪読会ではなくチーム内LTを採用してみてよかったことを紹介します。
輪読会の課題
コドモンではアジャイル開発のXP(エクストリーム・プログラミング)を採用していますが、私の所属するチームではXPに関する知見が溜まっていなかったため、輪読会を実施していました。
毎週開催しており参加率も高い状態で続けられていて、メンバーがそれぞれ得られた知見を共有する場にもなっており有意義な時間になっていると思っていました。
一方で、改めてチームで輪読会に関する振り返りを行ったところ以下のような課題があることがわかりました。
- 本を読むために事前準備が必要でモチベーションが下がってしまう
- 全員で足並みを揃えることに対するプレッシャーを感じてしまう
- 全員の30分の時間を抑えることが難しい
- アウトプットがmiroの付箋に書くだけだったので要約ができず実際の業務に当てはめるイメージがしづらかった
- 参加者が揃わないこともあり認識に差が生まれてしまう
課題のなかには輪読会の形式を変えれば解決できるものもあるかと思いますが、これらの課題を解決するために輪読会ではなくチーム内LTを開催してみました。
チーム内LTの概要
前述の課題を解決するためにチーム内LTは以下のルールとしました。
テーマ
XPのプラクティスについて
進め方
XPのプラクティスをテーマに発表する LT資料にはコドモンでのプラクティスの事例を含める
開催頻度
1〜2週間に1回 朝会終了後に発表5分、質問や感想5分で実施する
発表者
チーム内のエンジニア
参加者
朝会に参加している全員 エンジニアだけでなくプロダクトマネージャーやデザイナーも参加
チーム内LTの進め方
コドモンではGatherを使って朝会や普段の業務を行っているので、朝会終了後にそのままGather上で開催しました。
発表終了後にはプラクティスの導入事例の紹介や今後どのように取り入れていくかなどを話し合うだけはなく、ペアプロのプラクティスの会ではデザイナーの方から「デザイナーでも最近ペアデザインをやっています!」など別職種での事例も聞くことができました。
LTの振り返り
全員が1回LTが完了したタイミングでLTに関して振り返りを実施しました。 振り返りでは以下のような意見があがりました。
- XPの理解度が浅いチームのため、つまづきポイントが同じで共有がしやすかった
- LT形式だと自分の担当範囲について得意なやり方で調べることができた
- 選んだテーマに特化して調べるためモチベーションが継続しやすかった
- 要約してアウトプットするため自分のためにもなりやすかった
- コドモンでの事例を含める形式にしたことでイメージがしやすくなった
LTを採用したことでチーム内のモチベーションを継続したままXPについて理解を深める時間にすることができました。 一方で、「他の人の担当範囲を調べる機会は減ってしまうので輪読会の良さもわかった」といった意見もあがっており、これからはチームの状況や学びたいテーマによって適切に手法を選択できるチームにしていくきっかけにもなりました!
あとがき
今回はチームでの学びの時間にLTを採用してみた事例を紹介しました。 LTを開催してみて、扱うテーマは同じでも手法を変えるだけでチームの主体性や学びやすさが変わることを実感できました! 最後まで読んでいただきありがとうございました!引き続きコドモンのアドベントカレンダーをお楽しみください🎄