こんにちは、プロダクト開発部のさかうえです! Uターンで新潟に帰還した後、2024年3月にコドモンにジョインして以来、フルリモート勤務をしております。
コドモンにジョインして半年を迎えようとしていた7月末日、7社合同のLT会「Remote Engineering Meetup ~リモートでのチーム活動の工夫~」に登壇させていただきました。
夏休みを挟んでだいぶ日が経ってしまいましたが、レポートを書いていきます!
目次
登壇のきっかけ
入社後、何回目かの1on1で「さかうえさん、イベント登壇とかどうですか?」と聞かれて「内容に不安はありますけど、登壇自体は全然やります〜」と答えました。その数日後、Engineering Officeのおかぱるさんから「こんなLTがあるんですけどどうですか!」と声を掛けてもらったのがきっかけです。
「リモートでのチーム活動の工夫」というテーマで5分とのことだったので、前職までのリモートでの働き方と比べて「これすごい!」と思ったことを素直に話せると良いかなーと、軽い気持ちで受けました。
コドモン入社前のRemote Engineering
自己紹介がてら、コドモンに入社する前のリモート経歴を記載しておきます。
- 2014年頃からIP電話とSkypeでニアショア開発の東京/地方側どちらもやっていたりしていたのでリモートチーム自体は慣れっこ
- コロナ禍に入ってからリモート新人研修やリモートOJTを経て、メンバーのモチベーションやエンゲージメントを保ちながらリモートを実現する難しさに直面する
- 管理職になり遠隔地含むメンバーマネジメントなど色々悩んだ末、いちエンジニアとしてコドモンにJoin
伝えたかったこと
ペア作業はいいぞ
コドモンではXPを取り入れ、そのプラクティスの一つである「ペアプロ」も日常的に行っているのですが、保守運用系の作業で初めて行う作業でもドライバーをすることがあるのがとにかく衝撃でした。
よくあるスキルの定着度指標に下記のようなものがあると思います。
- 知識・スキルともに無し
- 知識がある
- サポートを受けて作業できる
- ひとりで作業できる
- 教えることができる
過去の現場では、スキルトランスファーを受けるときは初回は見学、2回目以降に実作業をすることが基本で、指標を順番に上げるのが定番だったにも関わらず、1〜2を飛ばしていきなり「サポートを受けて作業できる」に進むことができることにカルチャーショックを受けました…!
リモート勤務って大丈夫?
ペア作業とリモートについてもう一つ書くと、
実家でフルリモート勤務になったと言うと「家で一人で仕事していると怠けちゃうんじゃない?」とよく聞かれるのですが、そういう時に「ペアでやってるから大丈夫。何ならずーーっと喋ってるよ。」と言えばたいてい納得してもらえたりします。
そういうところを考えると、客観的に見てもペア作業はリモートのデメリットを解消するツールでもあるのかも知れません。
※ なお、常時ペアというわけではなくチームの状況に応じて2.5レーン(2ペア+1人)などの日もあり、おのおの柔軟にやっています
GatherとかoViceにちゃんといるのって大事だよね
LTでは健全にリモートワークを継続するためのさまざまな施策が紹介されていました。
個人的には、方法は何であれ「みんないる感じがわかる」「今何してるか何となくわかる状態」「毎日誰かと会話すること」が大事なことの一つかなと思っています。
それを実現しやすくするためのツールがリモートワークツールかなと。
リモートワークツール考
他の方のLTからも、出社・リモート関わらずお互いが「今どうしてる?」と気にかけ・気にかけられている自覚を持つ環境をどう作るかが重要なのではないかと感じました。
前職を振り返ると、事業部署だけでリモートワークツールを導入したこともあり、他部署の人がいる打合せはTeamsになったり、ツール上にプロジェクトチームはいるけど偉いひとたちはあまりログインしてくれなかったり。。。
その点、コドモンは元々の文化として「何かあったらすぐ話そう」という考えが根付いている&リモート中心になっているので、むしろリモートワークツールでのコミュニケーションの方が、楽な状態が最初からあるように思います。
最近も、Google Meetでやっていた定期作業を「Gatherのほうがやりやすいよね」と場所を変更して、さらにツール側に寄りました。
ともあれ自ら突っ込んでいく姿勢は必要
ここまでXPのプラクティスやツールなど組織に元からある仕組みによって、早々に会社に馴染むことができた話をしてきましたが、結局、自分が会社を知るための、知ってもらうための活動をしっかりやっていくのは大前提です。
- わからないことは素直にすぐに聞く
- 日々知ったこと・気づいたことはSlackのtimes(分報チャンネル)でまとめてメモがてら発信しておく
- 必要なアクションに気づいたら動く(社会人として当たり前か)
- オフラインの機会はきちんと活用する
- プロダクト開発部の懇親会では相手の名前を知らないまま会話に入っていったりします
- って書いたけど話を聞く方が好きなのでそんなには喋ってないかも
- 気になる取り組みの声がかかったら乗っかってみる
- アジャイルなチームを目指す情報交換会なるものに入ってみたり
- 同好会の活動に参加してみたり
- 今回のLTも然り
LTの中でも「知ってもらう努力」や「自律して働くことやコミュニケーション」が求められていて、前に出ていく意識をもって行動に移していく必要性を再確認できました。
LT会をふり返って
やはりリモートの弊害はあって、それをコントロールするため・乗り越えるために各社いろいろな取り組みをされていることがわかって興味深かったです。
問題点をどこに設定するか、社員との向き合い方などにも企業の色が出ていて面白かったです。
個人的によさそうと感じた他社の取り組みを挙げます。
- 入社後のオンボーディングはオフラインでガッツリ5日間(コドモンも機能研修にしっかり時間をかけております)
- 他チームの朝会に参加して回る「朝会ツアー」
加えて、「はたらく」ことに対する前提が合っていること、特に言語化しづらい部分の認識が合っていることが重要だと思うと、やっぱり仲間集めや採用って大事なんだなと思いました…。
また、今回はペア作業を中心にお話しましたが、最近ソロ作業の頻度が増えたことで新たな課題も発生しています。。
ひとりで十分に成果を出せているか?変な詰まり方をしてしまったんじゃないか?と変なプレッシャーを感じて、漠然とした不安で働きすぎてしまったり…。
こういう部分も解消しようとする取り組みは試行錯誤し続けて行きたいと思います。
さいごに
もしコドモンの働き方に興味を持った、フルリモートに関心があるという方がいらっしゃれば、カジュアル面談でお話しましょう! さかうえのPittaまたはコドモンカジュアル面談応募フォームからお申し込みください。