※こちらはコドモン公式noteからの転載です
コドモンの写真共有・販売事業(メモリー事業)で事業責任者とプロダクトマネージャーを担当することになりました白川です。この記事では、私がコドモンに入社した経緯や、入ってみて感じたことなどを赤裸々にお話したいと思います。私はこのメモリー事業自体にとても大きな価値を感じておりまして、この事業を通じて子どもを取り巻く環境に対してより多くの幸せを生み出し続けたいと本気で考えています。
「コドモンってどんなことやってるの?」「どんな人が働いてるの?」とご興味を持ってくれた方に読んでいただけると嬉しいです!
これまで
私は前職リクルートの住宅領域でプロダクトマネジメント組織の部長や事業責任者などを担当していました。毎日とても刺激的な環境で、本当に成長させていただいたなと思っており、今でもとても感謝しています。
なぜ転職しようと思ったのか
もっと成長したい!という思いを持ってリクルートに入社したのですが、在籍期間が長くなるにつれて「成長することより、自分がもっとも価値を感じるドメインへの貢献のために自分の力を使いたいな」という想いが強くなってきました。
ですが、そもそも私はあまり「やりたいこと」がない性格。それが故に、自身の成長に目を向けてきた日々だったのですが「自分は本当にやりたいことがないのか?」という内省を1年ほど重ね、コーチングなどを通じて思考を深めた結果「子ども」という存在が自分の価値のど真ん中にあることに気がつきました。
子どもというドメインに絞った後も「じゃあ自分はどういう価値や社会を提供したいんだっけ?」ということを考えていました。「子どもたちが幸せな状況ってなんだろう・・・?」と思考し続けた結果「すべての子どもたちが自分自身に対して価値を感じることができるようになったら幸せって思えそう。子どもたちの自己肯定感をもっと高めるようなことができたらいいな」と思うようになりました。
なぜコドモンを選んだのか
私は子どもたちが自己肯定感高く成長していくには周囲の大人が安定していることがとても重要だと考えています。なので当初は「保護者に対して何かできることはないか?そういう事業の会社を選ぼう!」と思っていました。
少し話がズレますが、私には今3歳の娘がおり、平日は保育園に子どもを預けているのですが、本当に保育士さんたちには頭が上がらないなと思っています。保育園のおかげで自分の仕事時間や心の平穏を維持していただけているなぁと日々感謝の気持ちでいっぱいです。
その中で、ふと「平日は親と過ごしている時間より、保育士さんたちと過ごしている時間のほうが長いんじゃないか?」と思いました。計算すると、やはり平日は保育士さんのほうが長かったため「保育士さんの安定も支援しないことには子どもたちの自己肯定感って上がらないのでは?」と思うようになりました。そのためにはどういう会社が良いんだろう?を考えていたときに、たまたま自分自身もユーザーとして使っていた「コドモン」という選択肢が思い浮かびました。
コドモンの役員にリクルート時代の後輩がおり、彼に話を聞かせて欲しいと私からアプローチしたところ、保育ICTにおける導入率No.1というマーケットリーダーであり社会に変化を起こせそうであることや、社会的価値と経済的価値を1:1にしたいという想い、生産性を重視するようなカルチャー含め、自分にもとてもフィットしそうだと思い、入社を決意しました。
余談ですが、高校以来の友人にコドモンに入社することを伝えたら「昔から子ども好きだったもんね」と言われ、自分の価値観の中心には子どもがいたことを改めて認識しました。
入社前メモリー事業に対して思っていたこと
前述の通り、私はメモリー事業の事業責任者を担当することになったのですが、実は入社前からメモリー事業をやってみたいなと思っていました。理由は、事業価値と売上がきれいにアラインするビジネスモデルだなと思ったからです。
メモリー事業の構造
前提として、コドモンのメモリー事業の構造は以下のようになっています。
- 施設で保育士やカメラマンが写真を撮影する
- 施設はその写真をコドモンのプラットフォーム上で簡単に販売できる
- そこで出た売上収益の一部を施設に還元する
この話を聞いたときに、私自身、ひとりの親として「施設でしか残せない写真」というものに非常に高い価値を感じました。そして保護者への提供価値を中心に、販売場所やシステムを提供することでコドモンと、還元された利益を受け取った施設の両方が幸せになる。つまり、売上を上げること=保護者・施設・コドモン全員の幸せが増えていくことがイメージできる、そんなモデルに非常に強い魅力を感じました。
特に施設に対して収益還元されるというところがとても気に入っており「この還元で保育士さんたちの環境も良くしていくことができれば、子どもたちの自己肯定感向上にもつなげられる!」と強く思いました。
なので、オファーで「まず写真販売・共有事業を担当して欲しい」と言われたときにはとてもうれしかったことを覚えています。
入社してから感じたこと
ここではフラットにポジティブに感じたことと、課題だなと思ったこと両方に触れたいと思います。
ポジティブに感じたこと
まずはポジティブな面から。 コドモンのメモリー事業部で働くことにはとてもやりがいを感じています。自分の仕事が最終的に子どもたちや保護者、施設の方々の幸せにつながっているという実感を持ちながら仕事ができているので、数字を通したその先の価値を自分自身も感じながら仕事ができるということはとても幸せなことだなと思っています。 また働く環境としてもとてもいいなと思っています。時間がない子育て世帯には優しいフルリモートOKという環境はもちろん、受容性が高いメンバーばかりなので、思い切った提案や変更もとてもしやすいです。実際私は入社してすぐメモリー事業の事業戦略を改めて、様々な優先順位を入れ替える提案をしました。みんな理由を説明すれば「確かにそうだ」と納得して動いてくれ、むしろ新しい戦略や方針を受け入れて自分ごと化しようと積極的な質問をもらえたりしました。「新しいヤツがいきなり何いってんだ」みたいに思われないかなぁと心配していたんですが杞憂に終わりました(笑)。
課題に感じたこと
続いて課題に感じたことです。
前述のリクルート時代の後輩のコドモン役員から技術的負債が結構ある、という話は入社前から聞いていたのですが思っていたより大きいんだな、と思いました。結果としてキャッチアップ前に思い描いていたようなスケジュール感での成長や進行は難しそうだなと今は思っています。
また、カルチャー面でも一部課題を感じているところがあります。 具体的には、
- データを計測すること
- 指標に基づいた定量での判断
- 優先度付け
に関するカルチャーがあまりないなと思っています。これは勝手な推察なんですが、会社に優しい人が本当に多いので、困っている人を見るとついつい助けたくなっちゃう、という性格の影響でこうなっているんじゃないかな、と私は思っています(笑)。
課題に対して思っていること
ただ、これらの課題は事業やプロダクトが急成長する会社では起こってしまうものなのだと自分は解釈しています。急速に市場が形成される中で、これまではとにかく前に進むことを優先してきたからこそ今の会社のポジショニングがあると捉えており、その当時の判断は正しかったと思っています。
とはいえ、これから会社をより成長していく上では解消していかなきゃいけない課題であることも事実です。でもコドモンなら課題に向き合って解消していけると思っていますし、そのための変化を受け入れられる・変化できる会社だと思っています。
変化を受け入れた事例を一つあげると、私が入社したタイミングではコドモンには「事業責任者」というポジションは存在していませんでした。ですが、入社して2週間で私が「写真販売事業の意思決定ラインの統一と推進スピードアップのために、私を事業責任者にしてほしい」と経営会議に起案したところ、即日承認してもらえました。その時、会社としての新制度とその新ポジションへの任用という2つの大きな変化を受け入れ、実行してくれる会社なんだなと強く思いました。
今後、私も事業責任者として会社のよいものは継承し、変えたほうがよいものは積極的に改善を行っていきたいです。より子どもたちの幸せを提供できるようにメモリー事業だけなく、会社の変革も推進していきたいなと思っています。
We are hiring!! 仲間募集中です
メモリー事業はじめ、コドモンには非常にやりがいのある仕事やポジションがたくさんあります。もしも興味を持っていただけたなら、短い時間でもOKですのでまずはカジュアルにお話してみませんか? 一緒に子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力を使ってよりよくしていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!