こんにちは、コドモン開発部の阿部です。
コドモン開発部では技術のキャッチアップと発表の練習を目的に、月に1回LT会というものを開催しています。第1回の2021年2月から、2023年の今月まで定期的に開催されています。3か月先まで枠が埋まってしまうこともあり、とても活発なイベントです。
そんなLT会に、アウトプットの練習になると思い、2か月に1回のペースで1年間登壇しつづけてみました。今回は発表者の視点から、LT会で定期的に登壇することのメリットについて紹介します。
LT会とは?
LT(Lightning Talk)会とはその名の通り稲妻のように、5〜10分程度の短いプレゼンを行うイベントです。社外のイベントでも行われることが多く、弊社メンバーも時々参加させていただいています。
社外のイベントではイベントに沿ったテーマでLTを行うことが多いですが、弊社では技術に関わること以外でも自由なテーマでLTができます。最近ではパスタやお酒、鶏肉の調理方法などが話題になりました。弊社のLT会に関して詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
LT会に定期的に登壇するメリット
弊社のLT会は事前予約制で自由に登壇できるため、アウトプットの練習と自分の好きな技術の布教のために2か月に1回のペースで登壇しました。テーマはバラバラで、ハッシュ関数やOAuthなどの真面目な話題から自作キーボードといったカジュアルな話題まで幅広く行いました。
これを1年間続けたところ、見えてきたメリットがあるので、ご紹介します。
インプットの習慣ができる
LTで話すネタがないか考えるため、日々LTのネタ探しをするようになります。最初は自分の中にある知識をアウトプットすればよいのですが、LTを続けているとストックが段々なくなってきます。そこでストックを保持するためにインプットを習慣化します。例えば自分はQiita、zennのランキングを毎朝確認し、興味のあるものを読んでnotionに感想込みでまとめていました。
このまとめから特に社内で発表したいテーマを絞り、発表準備としてそれに関連する文書やドキュメントを読んで知識を深めていきます。読む文章量が必然的に多くなるため、効率よく情報を取得する練習にもなります。
場慣れする
何回もLT会登壇を行うことで、段々自分にどのような特性があるのかがわかってきます。例えば自分の例だとアドリブが不得意であることや、3・4回練習すれば本番で緊張がなくなることです。この特性に合わせた発表方法を考えていくことで、LT会登壇に対するハードルは回を重ねるごとに下がっていきました。
LT登壇が気軽にできるようになるにつれ、社外のLT会登壇に挑戦する熱量も高まり、2022年にプライベートで社外LT会への登壇に挑戦することができました。
社外LT会登壇は初めての経験でしたが、社内のLT会で登壇経験があると「いつもと同じように準備と発表の練習をした今回の発表はうまくいく」と、登壇直前の自信にもつながります。無事パニックにならずに登壇を終えることができました。
聞き手の前提知識を想定する習慣がつく
発表するにあたって、聞き手の前提知識がどの程度であるかを想定することはとても大事です。聞き手の前提知識と自分が渡したい情報にズレがあると、発表してもあまり良い時間にならない可能性があるためです。
LT発表は不特定多数の人に向けた発表なので、その場の参加者の属性に合わせてスライドを作成する必要があります。例えばリアルタイム音声変換技術に関するLTを行った際は、エンジニアリングに親しくない人もわかりやすく理解できるよう専門用語をなるべく減らすなどの工夫を行いました。
この習慣による恩恵は、発表のときだけでなく説明をする際にも受けることができます。実際に自分が開発しているものの説明や質問の回答をする際に、前提意識を想定することでスムーズに情報共有をすることができるようになりました。
終わりに
LTを継続的に行うことでインプットの習慣や場慣れといった様々なプラスの面を感じることができます。アウトプットの練習を積みたい方は、是非定期的なLT会への登壇に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに
2023/3/29(水)に「産育休」をテーマにイベントを実施予定です! 子育て中の方も参加しやすいようにランチタイムに実施します🍔 コドモン開発チームの雰囲気もわかるイベントになると思いますので、お気軽にご参加ください。